Automatorとカレンダーアラームを使ったFTPアップデート
macのフリーウェアFTPクライアントには、アップロード予約ができるものが見つからなかったので、プリインストールされているAutomatorとカレンダーを使ったFTPアップデート予約についてのメモです。
※当方では、事前に何度もテストを繰り返して問題のないワークフローであるか確認の上で運用しています。この方法で不都合が起こっても当方は責任を負いませんので、ご自身の責任の上、十分なテスト運用を経て実用してください。
まずは準備です。
Automatorを立ち上げて新規をクリックして"書類の種類を選択してください:"で「カレンダーアラーム」を選んで"選択"をクリック。
名称未設定のウインドウが開いたら、アップロードしたいファイルをドラッグ&ドロップでウインドウの作業エリアへ入力する。
ここで問題が、、、
最初は、iCalが即時設定されてしまうので、ショップの公開中のものに影響のないデータを選んでおいてください。でないと、日時指定して公開するはずのデータが、意図しないタイミングで公開されてしまいます。
アクションの検索窓にFTPと入力してUpload to FTPを検索してこれも作業エリアへドラッグ&ドロップで入力。
Upload to FTPのアクションは初期状態ではないので、
Upload to FTP - an Automator action for OS X
事前にここからダウンロードしてインストールしてください。
Upload to FTPにサーバー名、ユーザーネーム、パスワード、ポートなどのログイン情報を入力する。
Saver : ftp.rakuten.ne.jp
ユーザーネームとパスは店舗の情報を入れてください。
Directortには更新したいファイルがあるディレクトリーのパスを入れてください。
※楽天の場合は、店舗URL以下のパス。
img/や、sale/timesale/など、店舗のディレクトリー構成に従ってください。
Port : 16910
Force PASV : Yes
Settingsの部分はそのままでOK
で、保存します。
名前を書いて保存すると、iCalが立ち上がり、即時にセットされて
上のように通知が表示されます。上の写真は、保存時の名前を「更新」としています。
これが上文で補足した問題。
たった今更新されてしまっては、公開のタイミングがずっと先のものなのに即座に更新されてしまいます。
FTPクライアントで、この無駄にアップロードした分を削除しておきましょう。
これで更新予約のワークフローが完成です。
アップロード予約をするたびにこのワークフローを開いて、アップデートするファイルと、アップデート先のディレクトリーパスを書き換えて、カレンダーのAutomatorのイベントでワークフローと同名のものの日時を更新してください。
そして、保存すると予約が完了します。